
ITの仕事に興味はある。でも、未経験の自分でも行ける?年齢的にも、もう遅い?
こんな気持ちで、手が止まっていませんか?
- プログラミングはしたことない
- 何から始めればいいか分からない
- 年齢的に、もう遅い気がする
- 年収が下がるなら考え直したい
IT分野へ一から始める。そう思うと、なおさら足が止まりますよね。
結論
製造業からIT分野へは行けます
ITの仕事はIT企業だけではありません。製造業・メーカーの中にも、IT系の部署の求人もあります。
私は生産技術として転職活動をして、IT・DX・AIを進める部署へ内定をもらっています。
この4つの迷いに、順番に答えていきます。
- 未経験でも行ける道は、2つある
- 道ごとの進め方と、相談先
- 30代でも、入り口はある
- 転職で給料が上がった人は約4割、下がった人は約3割
製造業からIT転職の行き先は2つある
製造業からIT転職はできます。製造業から移った人の事例も、製造業の経験を求めるITの求人も、実際にあります。
ただ、行き先は2つあり、求められるものが違います。
- IT企業へ未経験で入る道(ITの仕事を一から)
- メーカーのIT部署へ移る道(製造業の経験を持ったまま)
未経験でも、30代でも、入り口はあります。
どちらに進むかは、どこで働きたいかで選んでください。
| どうしたいか | 進む道 |
|---|---|
| IT企業で、ITの仕事をしたい | IT系(IT企業)へ |
| 製造業・メーカーの中で、ITの仕事をしたい | メーカー系(メーカーのIT部署)へ |
選んだ道の中で、相談先をそれぞれの特色から選べます。
IT企業へ未経験で入る道
1つめは、IT企業に入って、ITの仕事を一から始める道です。
未経験から支援する転職エージェントや、学んでから転職するためのスクールがあります。相談先は、IT企業へ未経験で転職する進め方から選べます。
メーカーのIT部署へ移る道
2つめは、製造業の経験を持ったまま、メーカーの中のIT・DXの仕事へ移る道です。メーカーにも、こんな仕事があります。
- 自社のシステムを担当する社内SE
- DX推進(デジタルで仕事のやり方を変える)
- データを活用する仕事
メーカー専門のタイズにも、職種「IT系」の公開求人が2,347件あります(2026年10月5日時点。IT企業などの求人も含みます)。
私が選んだのも、この2つめの道でした(メーカーを選んだ理由)。
製造業からIT企業へ未経験で転職するには?



未経験の自分は、何から始めて、どこに相談すればいいの?
進め方は2つです。
- 転職エージェントに相談しながら探す
- スクールで学んでから移る
どちらの場合も、応募の前に入る会社の種類を確かめておくと安心です。
IT企業はインフラ・運用など
ITの仕事って、具体的に何をするの?
IT企業の仕事には、一般的に次のようなものがあります。
- インフラ
-
サーバーやネットワークを作り、動かし続ける
- テスト
-
作ったシステムが正しく動くかを確かめる
- ヘルプデスク
-
ITの困りごとの問い合わせに答える
- 開発
-
プログラムを書いて、システムを作る
どの仕事から始まるかは、入る会社と求人で変わります。気になる求人があれば、「仕事内容」の欄で、最初に任される仕事を確かめてみてください。
未経験可の人材紹介で相談する
未経験の自分を、相手にしてくれるのか。まず気になるのは、そこですよね。
ユニゾンキャリアは、ITの仕事への転職を支援する転職エージェント(人材紹介)です。エンジニアの経験がない人も支援しています。
ユニゾンキャリアの転職事例には、工場から移った人もいます。
- 化粧品工場で検査・品質管理
26歳の人の例 - インフラエンジニアに転職
サーバーやネットワークを扱う仕事 - まず1か月は資格の勉強
そのあと、サーバーの設計・構築に携わる流れ
相談フォームの「現在の職種」には、「生産技術」や「品質管理・品質保証」の選択肢もあります。
30代の方や、首都圏・大阪以外で働きたい方は、すぐ下の全国の求人から探すならも見てください。
- 20代で、ITの仕事を一から始めたい
- 東京・埼玉・神奈川か、大阪で働きたい
- 求人選びから、人に相談して決めたい
\未経験からのIT転職を相談できる/
▲ 「簡単30秒」の無料相談の申し込み画面が開きます。最初の質問は、今「在職中」か「離職中」かです。面談は、始業前や終業後の時間にも組んでもらえます ▲
全国の求人から探すなら



地元で働きたいけど、相談できるところはある?
リクルートエージェントは、業種や職種を問わず求人を扱う、総合型の転職エージェントです。
勤務地は47都道府県から選べて、公開している求人だけで約82万件あります(2026年9月29日時点・採用予定数)。面談はオンラインか電話が中心です。
首都圏・大阪以外で働きたい人や、IT以外の仕事とも比べて決めたい人に向いています。
\全国の求人から探せる/
▲ 開いた画面で、リクルートIDがなければ「新規会員登録(無料)」へ。求人だけ見るなら、上の「求人を探す」から ▲
学んでから行くならスクール
独学だけでは不安で、学んでから移りたい。そう考えるなら、スクールという道もあります。
テラキャン プログラミング エンジニア転職(旧 DMM WEBCAMP)は、株式会社SHIFTが運営する、エンジニア転職のためのスクールです。
製造業から移った卒業生もいます。
コースは3つあります。
| コース | 期間 | 1日の学習の目安 | 今の仕事を | 転職保証 |
|---|---|---|---|---|
| 短期集中 | 3ヶ月 | 約6.5時間 | やめる | あり |
| 就業両立 | 6ヶ月 | 約2〜3時間 | やめずに受講 | なし |
| 専門技術 | 4ヶ月 | 約5時間 | やめる | なし |
転職保証は、転職できなかったときに受講料を全額返す制度です。対象は短期集中コースだけで、29歳以下の人に限られ、審査もあります。
- 受講料
-
一括154,000円〜231,000円(税込)。補助金が使えれば、実質56,000円〜84,000円
- 転職先
-
東京と大阪の会社がほとんど
- 会社の形
-
SES 3割・受託開発 4割・事業会社 3割ほど
※コースと受講料は2026年10月8日に公式サイトで確認。受講料はキャンペーン料金で、キャンペーンは2026年11月までの予定です。補助金が使えるかは、無料カウンセリングで確かめられます。
20代〜30代前半で、学んでから東京か大阪のIT企業へ移りたい人に向いています。年齢制限はありませんが、転職を目指すなら35歳未満がすすめられています。
\まずは無料カウンセリングで相談/
▲ 最初は無料カウンセリング(約1時間)→ コースの申し込みは、その場ではなくLINEで自分で行う流れです ▲
応募前に会社の種類を確かめる
紹介された会社に入って、大丈夫なのか。そこは、会社の形を知っておくと判断しやすくなります。
IT企業の働き方は、一般的に、大きく3つの形に分かれます。
- SES
-
自社の社員として、取引先の会社に常駐して働く
- 受託開発
-
取引先から頼まれたシステムを、自社で作る
- 事業会社
-
自社のサービスや製品のために、社内でITの仕事をする
メーカーの中でITの仕事をする道(メーカーのIT部署へ移る進め方)は、このうち事業会社の形にあたります。
応募する前に、求人票や担当者に次の3つを確かめてください。
- 会社の形は、3つのどれか
- 雇ってくれる会社と、働く場所は同じか
- 勤務地は決まっているか、取引先で変わるか
どの形が良い・悪いではありません。働き方が自分の希望と合うかを、入る前に知っておくためです。
生産技術からIT転職するには?メーカーのIT部署へ移る進め方
製造業・メーカーの中で、ITの仕事をしたい。そう考えるなら、もう1つの道があります。
製造業の経験を持ったまま、メーカーのIT部署へ移る道です。ITの求人の「必須」の欄に、生産技術の経験が書かれていることがあるんです。
製造現場の経験が条件の求人
まずは、実際の求人を1つ見てください。タイズに載っていた、TOYO TIREの「【兵庫】生産領域_DX推進(現場経験必須)」です。
【必須要件】
■生産管理 or 生産技術などの製造現場経験(5年以上目安)※製品問わず
■生産系/現場系システムの導入経験 ※導入PJに携わったご経験でも可【仕事内容(抜粋)】
引用:タイズ掲載の求人(TOYO TIRE株式会社・2026年10月5日時点。掲載が終わることがあります)
製造の専門家として経営資源となる生産現場のデータ収集とシステムへの連携方法を構築する役割を期待しています。
この求人は「職種未経験OK」です。ITの職種は未経験でも、生産技術や生産管理として現場にいた経験が条件になっています。
ほかに見られているのは、この2つです。
- 現場のシステムの導入経験
必須。導入のプロジェクトに携わった経験でも可 - データの分析や改善の経験
歓迎。統計的な手法での分析・課題形成・改善実行など
ITへ行くには、製造業の経験を捨てるしかない。そう思っていたなら、見方が変わる求人ではないでしょうか。
こうした求人の実物は、タイズの公式サイトで、職種「IT系」から探せます。
メーカーには社内SEやIT企画
タイズの職種「IT系」は、「IT企画」「社内SE/アプリ」「社内SE/インフラ」「顧客向けSE」「自社製品」「IT研究開発」などに分かれています。
メイテックネクストの分野「IT」にも、「社内SE」「AI・データマイニング」「IoT」といった分類があります。
名前だけでは分かりにくいので、ざっくり言うとこうです。
- 社内SE
-
自分の会社で使うシステムを、作ったり動かしたりする
- IT企画
-
どんなシステムを入れるかを考え、導入を進める
- AI・データマイニング
-
データを分析して、仕事の改善や判断に使う
- IoT
-
設備や機械をネットにつなぎ、データを集めて活かす
メーカーの社内SEには、ITの実務を求めるものもあります。
生産技術や生産管理の経験が条件だったTOYO TIREの求人も、タイズでは「IT企画」の分類に入っていました。生産の現場のシステムやデータに関わってきたなら「IT企画」、社内のシステムを動かしてきたなら「社内SE」から開いてみてください。
データ分析・AIは開発力も要る
データ分析やAIの求人には、製造業の経験に加えて、開発の力を求めるものもあります。
メイテックネクストに載っていた、日本発条の「【横浜】自動車用シート製品のDX推進によるシステム開発・AI検討」です。
【必須】
引用:メイテックネクスト掲載の求人(日本発条株式会社・2026年10月5日時点。掲載が終わることがあります)
・自動車、機械系、金属系製造業出身者
・開発スキルを持つ方
・ITに強い関心を持つ方
仕事内容には、「業務改革のためのデータ分析ができるプログラマー、データサイエンティストを確保したい」とあります。
製造業の出身であることと、開発のスキルの両方が必須です。現場の経験が条件だったTOYO TIREの求人とは、求める力の組み合わせが違います。
プログラムを書いてきた経験があるなら、こうした求人も候補に入ります。
私の場合、メーカーを選んだ理由
IT企業ではなく、メーカーのIT部署を選んだ理由
- 同じメーカー・製造業が、転職の軸だった
- 全くの未経験の世界には、不安もあった
最終面接では、ほかの求人も見たうえで、組織全体としてAIの活動をしていると感じたことを、応募先を選んだ理由として話しました。
IT企業とメーカー、どちらがいいかは人によって違います。私の場合は、製造業という軸のほうを残しました。
あなたが手放したくないのは、どちらですか?ITの仕事をすることそのものか、製造業という場所か。そこで、選ぶ道も変わります。
私の場合、改善の経験を当てた
求人の要件に私が当てたのは、生産技術の仕事の中で、改善活動としてやってきたことでした。
進捗管理ボードを作った
何やってるんですか?
現場で、毎回すごく時間をかけて歩いている人を見かけて、そう聞いたのが、きっかけの1つでした。
班長が、工程の進み具合を確かめるために、1日1時間ほど歩き回っていたんです。
データベースには、検査が終わったことを示すデータがあったのに、活用されていませんでした。そこで、進み具合がひと目で分かる「進捗管理ボード」を作りました。
表示するのは必要なものだけにして、触らなくても見ただけで分かる形を目指して作っています。何を出すかは、リーダーなどよく使う人に順番に聞いて決めました。
結果、班長が1日1時間かけていた確認が、5分になりました。
現場への広め方
作ったものを現場に広めるときは
- リーダー格の人に「こういうものができますよ」と紹介
- 1か月試してもらうよう頼む
- 1か月後、現場とリーダーに聞き取り
- 製造部の課長を打ち合わせに呼んで提案
提案した内容は、製造部のリーダーやサブリーダー、課長にも使ってもらえるようになりました。
求人の要件への当て方
応募した求人の要件には、こうした経験を4つに分けて当てました。
- 現場を知っていること
- データを見える化して、使ってもらったこと
- それを周りに広めたこと
- 使い方を説明したこと
これまでの仕事を書き出す「棚卸し」を始めてから、内定まではおよそ2か月。転職エージェントを通しての応募でした。
あなたの改善の経験も、まずは次の4つを書き出してみてください。
- 作ったもの
集計表・見える化の画面・手順など - 使ってくれた人
班長・リーダー・課長など、誰が使ったか - 広め方
試してもらった・提案した - 説明したこと
使い方を教えた・打ち合わせで話した
書き出したら、求人の「必須」「歓迎」の欄の言葉と重なるところに、印をつけていきます。
私の場合、面接で聞かれた3つ
面接で、とくに聞かれたのは
- 機械系から、なぜ離れるのか
-
改善活動でAI・DX・見える化に触れて、そちらに興味を持ったことを答えました。現場の困りごとをAIやDXで解決して、現場に喜ばれ、お客様に価値のある製品を届けられる。そこに魅力を感じた、とも話しています。
- 現場にどう浸透させたか
-
リーダー格に紹介して1か月試してもらい、聞き取りをして課長に提案した流れを、そのまま話しました。
- スキルをどう身につけたか
-
「もう独学ですね。部署としてはAIだったり、DXの部門があるわけではありませんので。」と答えました。
「なぜ離れるのか」を、自分の言葉で話せるか不安な方は、生産技術の転職理由を、本音から整理する方法も読んでみてください。
相談先は特色で選ぶ
メーカーのIT・DXの求人は、どこで探して、誰に相談すればいいのか。
相談先ごとに、得意な求人や支援の形が違います。
メーカー・技術職に強い
タイズは、メーカー専門の転職エージェントです。「DX×メーカー」の求人を集めた特集も組んでいます。
相談すると何を聞かれるのかは、タイズの評判と、面談で聞かれることで先に確かめられます。
\メーカーのIT・DXの求人を見てみる/
▲ 開いた画面のメニュー「求人を探す」→ 職種で「IT系」を選ぶと見られます ▲
メイテックネクストは、エンジニア(技術者)専門の転職支援会社です。相談にのるコンサルタントの半数以上が、メーカーの技術系の出身です。
\エンジニア専門のコンサルタントに相談/
▲ 「30秒!カンタン登録!」の申し込み画面が開きます。今の気持ちや経験した職種などを、質問に答えて入力します ▲
ITエンジニアに特化
TechGo(テックゴー)は、ITエンジニアの転職支援に特化した転職エージェントです。システムの開発や運用を2年以上してきた人に向いています。
公開求人は6,351件(2026年10月5日時点)。職種「社内SE」の中には、メーカーの求人も入っています。
ただ、TechGoのメーカーの社内SEの求人は、ITの実務経験を必須にしたものが目立ちます。改善で見える化を作ってきた、という段階なら、上のタイズかメイテックネクストから見てください。
\エンジニア経験を活かして転職を相談/
▲ 「無料転職相談」の申し込み画面が開きます。最初に、名前・生年月日・メールアドレス・電話番号を入れます ▲
未経験・年齢・年収は、IT転職でどう見られる?
未経験で不利にならないか。30代でも間に合うのか。年収は下がらないか。
未経験の範囲は求人で違う
ひと口に「未経験」と言っても、中身はたとえばこの3つ
- ITの仕事そのものが初めて
- ITの職種は初めてだが、生産技術や生産管理の経験がある
- 運用など、ITの仕事の一部は経験がある
たとえば、タイズに載っていたデンソーテンの求人の題名は、こうです。
社内SE/社内ITインフラ設計・運用 ~運用経験のみでも歓迎!~
引用:タイズ掲載の求人(株式会社デンソーテン・2026年10月5日時点。掲載が終わることがあります)
設計の経験がなくても、運用の経験があれば歓迎という書き方です。3つめの「一部は経験がある」人に向けた求人と読めます。
TOYO TIREの求人も、「職種未経験OK」でありながら、生産技術や生産管理として現場にいた経験は必須でした。こちらは2つめにあたります。
求人の「未経験OK」が、どの未経験のことか。必須の欄を読むと分かります。
私の場合、ついていけるかが不安



自分の能力や今のスキルで、ついていけるのか。いちばん不安だったのは、そこでした。
一次面接では、データを使った解析の例を話したあと、こう聞かれました。



まだデータを使った予測だとか、そういったところはまだご経験はないっていうところでよろしかったでしょうかね



そうですね。まだ私の課題となる部分です。



それはまあ、今後やっていけばいいのかなと思ったので
足りない部分は、足りないと答えました。それでも、面接は最終面接へ進んでいます。
ただ、これは私が受けた1社での話です。
30代でもIT転職の道はある
30代で、ITは未経験。もう詰んでいるのかな、と不安になりますよね。
詰んでいるわけではありません。
TechGoの転職事例には、34歳で、外資系半導体メーカーの生産技術職から、総合電機メーカーのDXエンジニアへ移った男性が載っています。
この人は前の仕事で、工場の自動化や、製造装置のデータを集めて分析するシステムづくりに携わってきました。
最初は「自分はIT専業のエンジニアには勝てない」と引け目を感じていました。しかしエージェントとの対話で、「現場の物理的な制約を理解した上でコードが書けること」自体が強力な武器になると気づかせてもらえました。
引用:TechGo 転職支援事例(掲載日の記載なし・2026年10月5日に確認)
データの仕組みを作ってきた経験が、30代での入り口になった例です。システムの開発や運用を2年以上してきたなら、TechGoも候補です。
30代の進め方も、どこで働きたいかで変わります。
- IT企業で、ITの仕事をしたい
全国の求人を扱う相談先や、30代前半ならスクールも - メーカーの中で、ITの仕事をしたい
製造業の経験を条件にする求人から見る
未経験からIT企業へ入る人向けのサービスは、年齢の目安を20代〜30歳ごろに置くところが目立ちます。ただ、求人に年齢の上限を書けるのは、社会人経験を問わず新卒と同じように育てる採用など、法律で決められた例外のときだけです。
メーカーの中でITの仕事をしたいなら、タイズで「IT系」の求人を見るか、メイテックネクストに登録して相談するところから始められます(違いは相談先は特色で選ぶ)。
転職で給料が上がった人は約4割
年収が下がるなら、考え直したい。
2025年の1年間に転職した人の賃金は、前の会社と比べて、こう変わっています。
| 増加 | 変わらない | 減少 | |
|---|---|---|---|
| 全体 | 40.8% | 25.5% | 31.0% |
| 30〜34歳 | 48.6% | 20.8% | 29.0% |
出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査結果の概要」。前の勤め先と比べた賃金の変化。割合には「不詳」が含まれるため、合計は100%になりません。
前の会社より賃金が「減少」した人は31.0%。「増加」した人のほうが多く、40.8%です。
ただ、業種も職種もまとめた数字なので、製造業からITへ移った人だけの数字ではありません。
- ITの職種の平均
-
ソフトウェア作成者は約578.5万円。工場の現場の仕事(約471.6万円)より高く、機械技術者(約659.0万円)より低い
- 賃金の決め方
-
IT企業(情報通信業)は、これまでの経験・能力・知識で決める事業所が81.3%と、全産業で最多。前職の賃金を考える事業所も50.7%
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」から計算(6月分の給与×12+年間賞与・全年齢の平均。経験者も含んだ平均で、未経験でITに入った人の賃金ではありません。統計に「生産技術者」という区分は無く、生産準備や設備計画などの仕事は「機械技術者」などに入っています)/厚生労働省「転職者実態調査」(令和7年)
年収が気になるなら、応募の前に、相談先で今の年収と求人の年収の幅を比べてもらってください。
製造業からIT転職のよくある質問
- 製造業からIT業界への転職は難しいですか?
-
道によって、難しさが変わります。IT企業へ未経験で入る道は、若い人を想定した採用が多めです。製造業の経験を持ったまま、メーカーのIT部署へ移る道には、生産技術や生産管理として現場にいた経験を条件にした求人もあります。どちらに進むかは、IT企業で働きたいか、メーカーの中で働きたいかで選んでください(2つの道の選び方)。
- 高卒・文系でも、製造業からIT転職できますか?
-
学歴の条件は、求人や相談先ごとに違います。たとえばメーカーのIT・DXの求人では、TOYO TIREの「求める学歴」は大学卒・大学院卒、デンソーテンは高専卒から大学院卒まで、日本発条は応募条件に学歴の記載がありません。気になる求人は、学歴の欄と必須の欄を1件ずつ確かめてください。
- IT転職のために、プログラミングスクールに通う必要はありますか?
-
必ずしも必要ではありません。IT企業へ未経験で入るなら、転職エージェントに相談しながら探す方法と、スクールで学んでから移る方法があります(IT企業へ未経験で転職するには)。メーカーのIT部署では、生産技術や生産管理の経験など、求人が見る経験が違います(メーカーのIT部署へ移る進め方)。
- 今の会社でIT部門へ異動できないときは、どうすればいいですか?
-
外の求人で、自分の経験が条件に入るかを見てみる手があります。私の場合は、AI・DXの取り組みは部内での共有にとどまり、個人では進められない部分が多くありました。そこで、組織として進められる場所へ移ろうと考えました。メーカーのIT・DXの求人には、生産技術や生産管理として現場にいた経験を条件にしたものもあります。
- IT業界はやめたほうがいいって本当ですか?
-
一律には決まらず、入る会社の形で働き方が変わります。IT企業には、SES・受託開発・事業会社といった形があり、働く場所や働き方が違います。応募の前に、どの形の会社かを確かめておくと、入ってからのずれを減らせます(応募前に会社の種類を確かめる)。
まとめ:製造業からIT転職は、進みたい道を選んで相談する
製造業からIT転職する道は、IT企業へ未経験で入る道と、メーカーのIT部署へ移る道の2つです。どちらに進むかは、IT企業で働きたいか、メーカーの中で働きたいかで選んでください。
道ごとの次の1手は、こうです。
IT系(IT企業でITの仕事をしたい)
- ユニゾンキャリアに相談する(20代で、東京・埼玉・神奈川か大阪で働きたい人向け)
- リクルートエージェントに相談する(全国の求人から探したい人向け)
- テラキャンの無料カウンセリングを見る(20代〜30代前半で、学んでから移りたい人向け)
メーカー系(メーカーの中でITの仕事をしたい)
- タイズで「IT系」の求人を見る(メーカー専門)
- メイテックネクストに登録して相談する(エンジニア専門)
- TechGoに相談する(ITエンジニアに特化・ITの実務を2年以上してきた人向け)
相談先を、面談の体験も交えて比べてから決めたい方は、生産技術の転職エージェントを比べた記事もどうぞ。
IT以外の転職先も比べてから決めたい方は、生産技術から移れる9つの職種をまとめた記事が参考になります。
まずは、進みたい道の相談先を1つだけ開いて、求人や流れを見るところから始めてみてください。




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